マレーシア航空、ゼロフェアを導入−今後は国内線から近距離国際線に拡充
マレーシア航空(MH)はこのほど、マレーシア国内の観光促進を目的とした「ゼロ・フェア」を導入した。ゼロフェアは空港税、燃油等のサーチャージの支払いのみで、予約はMH、および子会社のファイヤーフライのサイトで、出発30日前にオンラインで航空券を購入するもの。フル・サービスの航空会社として、このような低価格を前面に打ち出した商品は、初めてという。対象ルートはマレーシア国内に限定しているが、今後はアセアン方面のルートにも導入する。なお、クアラルンプール発ジャカルタ、バンコク、マニラ、スラバヤ間、ペナン/シンガポール間 コタキナバル/シンガポール間、ランカウイ/シンガポール間、クチン/シンガポール間でも、ゼロフェアの導入を検討しているという。
MHは5ツ星のサービスと競争力の高い価格をあわせもつ「世界のファイブスター・バリュー航空会社」をめざしており、新価格はこの方向性を踏襲したもの。MHはこの2年間、サービスや商品の内容を拡充しつつ、価格と座席の管理システムを改善したことなどで1.3億マレーシア・リンギット(約43億3400万円)のコスト削減を達成、黒字転換している。このため、ゼロフェアは空席が予測される約3割の座席を有効利用することにより、大きくはマレーシアの経済活性化にも寄与すると想定している。
MHは5ツ星のサービスと競争力の高い価格をあわせもつ「世界のファイブスター・バリュー航空会社」をめざしており、新価格はこの方向性を踏襲したもの。MHはこの2年間、サービスや商品の内容を拡充しつつ、価格と座席の管理システムを改善したことなどで1.3億マレーシア・リンギット(約43億3400万円)のコスト削減を達成、黒字転換している。このため、ゼロフェアは空席が予測される約3割の座席を有効利用することにより、大きくはマレーシアの経済活性化にも寄与すると想定している。