アクセスランキング、1位は次期JTB社長人事、2位はJL羽田チャーター

  • 2008年4月26日
[総評] ジェイティービーの社長が交代する速報が第1位になりました。金曜日に開催された記者会見は月曜日に掲載しますが、いよいよ「攻めの経営」から、「現場の攻め」に転じるのではないかと感じさせる人事でした。本日の書評で紹介する1冊も、JTBの分社化を読み解いているので、非常に参考になります。

 第2位の日本航空の羽田空港を活用したチャーター便については、ハワイを訪れた際のレポートにも触れていますが、地方からの直行便を活用することに比べ、国内線が充実している羽田で乗り継ぎをしてもらい、国際線につなげる動きは以前からありました。羽田空港に今後、国際線旅客ターミナルができれば、国内線から国際線、あるいはその逆の場合も非常に便利になるでしょう。ただし、現在は外国航空会社にとっては非常に使いにくい時間帯の設定であること、議論されている羽田の国際化が3万回以上となるのか、など詰める部分は多くあります。ただ、チャーター便の旅客動向により、今後の国際線の発着枠の議論は増加に向けて動き出すのかもしれません。

 また、今週は新たな試みとして、OAGからデータを提供していただき、格安航空会社の傾向を数値で捉えていくという特集を掲載したところ、現時点では好評をいただいているようです。羽田空港の活用と同時に、LCCの動向も気になるところで、茨城県の百里空港、静岡空港などがLCCを受け入れる空港となれば、旅行需要は欧米のように飛躍的に増えるかもしれません。連載の予定ですので、続く2回分の記事にもご期待ください。(鈴木)



▽トラベルビジョン・記事ランキング(4月第3週:4月21日〜4月25日午後6時)
第1位
ジェイティービー、次期社長に現・専務取締役の田川博己氏が内定(2008/4/24)

第2位
日本航空、羽田/香港間の定期チャーター運航へ−08年度チャーターは3割増(2008/4/23)
JALグループ、08年度の羽田発チャーターは2.8倍の800本、香港便で大幅増に(2008/4/25)

第3位
HIS、燃油費あわせた価格訴求型表示を実施−CMにエド・はるみさん起用(2008/4/24)

第4位
格安航空会社の動向を数値から追う(1)−全世界と欧州の1都市から(2008/4/23)

第5位
ノースウエスト航空、成田ラウンジリニューアル完了−日本重視の姿勢しめす(2008/4/22)

第6位
苦情・相談件数、2月はゴーイングなどで大幅増−eチケット取扱に注意喚起(2008/4/21)

第7位
トランスアエロ航空、4月25日に成田線就航、週2便でB767-300型機を利用(2008/4/21)

第8位
IACE、本店を移転−メディア、高付加価値商品に注力、外国人専門店も開設(2008/4/24)

第9位
KNT吉川社長、次期中期経営計画は「全員参加型」−ステークホルダーに納得を(2008/4/25)

第10位
マカオ航空、関空線をデイリー運航−7月から、搭乗率80%を期待(2008/4/24)