HIS、ゴールデンウィーク予約は9.6%減で推移、近場が好調で香港4%増

  • 2008年4月11日
 エイチ・アイ・エス(HIS)の2008年のゴールデンウィーク期間(4月26日〜5月6日)の海外旅行予約動向は、9.6%減で推移している(4月1日現在)。期間中に平日が4日ある日並びの悪さと、燃油サーチャージ額の値上げの影響から、今年は方面別では、短期間で全体の費用を抑えられるアジアが健闘し、間際の予約も好調だという。そのため、バンコクは5%増、香港は4%増と申込数が前年に比べて増加している方面もある。一方で、中国は20%減と不振だ。

 出発日の傾向は最大4連休の初日となる5月3日が最も多く、次いで4月26日、5月2日となっている。ただし、4月は休みを先取りし、お得な価格で旅行しようという需要が動き、GW期間の前後を含めると、4月24日が2位、4月25日も5位にランクインしているという。

 なお、デスティネーション別のトップ5は、1位がソウル、2位がグアム、3位がバンコク、4位がホノルル、5位が台北で、10位までは全て、ホノルル以外はアジアとミクロネシア方面が占め、移動時間の短いデスティネーションに旅客が集中する傾向が鮮明だ。