スカンジナビア航空、09年のストックホルム直行便に意欲、夏期限定で週3便

現在、SKは成田で7本のスロットを有し、成田/コペンハーゲン線に充てている。そのうち、夏期はビジネス需要が減少し、レジャー需要が高くなることから、今年の7月12日から8月9日までの5週間は週1便をベルゲンへの直行便に替え、毎週土曜日に運航することを決定。ディフォート氏は「日本路線の収益は重要。路線拡張の意欲はあるが、スロットの問題でできなかった」とした上で、ベルゲン線を「今後の路線拡張の第一弾」と紹介。その第2弾として、09年夏の成田/ストックホルム線を構想しているという。
今夏に運航するベルゲン線は既に、大手ホールセーラーが商品化に取組み、座席は完売。好評なことから、同じ方式でストックホルムに週3便で運航したい考えだ。SKは以前から、ストックホルムへの直行便の就航を希望しており、ハンス氏は「羽田や成田のスロットが拡大すれば」と、2010年の首都圏空港の発着枠拡大を意識した考えを示唆。09年夏の季節運航が実現し、その売れ行き次第では定期便化の実現の可能性も高いと見られる。

なお、新たに就任する日本地区総支配人のオーレ・ヨハンソン氏は挨拶で、「旅行会社や関係各所と協力し、スカンジナビアへの需要喚起に努め、日本とスカンジナビアの相互交流の促進を働きかけたい」と、意欲を語った。
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◆人事、スカンジナビア航空(2008/01/31)