JTB、ルックJTB参加者にガイドブック機能などを備えた携帯電話を貸与へ

  • 2008年1月18日
 JTBワールドバケーションズ(JTBWV)はソフトバンクと提携し、2008年度上期からルックJTBの全参加者に、携帯電話の手数料を無料で貸し出すサービスを開始する。旅行先で役立つ機能を複数搭載した携帯電話「ルックJTBたびケータイ」で、通話料、メールなどの通信料は有料で、クレジットカード払いとなる。

 JTBWV商品企画部企画推進部長の常盤省吾氏は、この機能を「小さな添乗員」という。日本語で応対可能なコールセンターの電話番号を事前登録しており、コールセンターへの通話料を無料として旅先での案内役として活用できるほか、通貨換算や世界時計の機能もある。また、旅行先のグルメやスパ、オプショナルツアーなどの情報がガイドブックのように閲覧ができ、特典を受けることもできる。さらに、JTBWVから一斉のメール配信、携帯電話からの返信システムも備え、旅先での突発的な災害の発生といった非常時において、素早い安否確認ができる。こうした各種の機能は、「シニア層など、使ったことがない人もマニュアルなしで使え、かつ楽しいこと」をコンセプトに開発したという。約1万台を用意しており、成田と羽田、中部、関空、福岡、札幌の各空港で貸し出す予定だ。