シンガポール航空、中国東方航空と資本提携で最終合意

  • 2007年11月14日
 シンガポール航空(SQ)は11月9日、中国東方航空(MU)と資本・業務提携について最終合意した。SQはMUが新規に発行する12億3500万5263株のH株(香港市場に上場している中国大陸企業の株)を、1株あたり3.80香港ドル(約54円)、総額約47億香港ドル(約664億4678万2500円)で取得し、MUの全株式の15.73%を保有。またSQの株式の54.6%を保有するテマセク・ホールディングスも、MU全株式の8.27%にあたる6億4942万6737株を、3.80香港ドルで取得。MUは近く株主総会を開催、提携合意について承認を得る予定。

 SQはMU取締役会をはじめ、子会社の取締役会などにも取締役を派遣。MU取締役会には、SQ会長のスティーブン・リー氏と、CEOチュウ・チュン・セン氏を派遣する方針。また、MUの営業、マーケティング、財務、企画、機内サービスなど各事業分野幹部職にSQから社員を出向し、業績向上やブランド力強化などを推進。また、MUから12名の社員を受け入れるなど、2社間でのノウハウの共有も推進。シンガポール/上海間や両都市以遠でのコードシェアも視野に入れる。