
イギリスの老舗旅行鞄ブランドのグローブ・トロッターは、東レ・デュポンと技術協力し、新しいスーツケース「110(ワンテン)」を2008年3月に発売する。これは、グローブ・トロッターの創業110周年を記念したもので、創業当時から今も使われている加硫繊維(ヴァルカン・ファイバー)に代わる新素材として炭素繊維とアラミド繊維をボディに採用。これにより、縦・横・斜め全方向に対する耐衝撃強度、耐加重・加圧強度が飛躍的に高まると共に世界最軽量のスーツケースの開発に成功した。19世紀に登場したスーツケースが現代も変わらず流通しているように、今回のモデルも23世紀にも通用する新世代型スーツケースを目指しているという。