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大阪府、アジア都市サミットで観光交流拡大で合意−大阪、釜山、上海連携継続へ

  • 2007年10月30日
 大阪府は10月25日と26日、京都府や兵庫県、大阪市、堺市などとともに、「アジア主要都市サミット」を開催した。これは、アジアの持続的発展と都市魅力の向上をめざすもの。海外からは、北京、上海、江蘇、遼寧、香港、ソウル、釜山、バンコク、ホーチミン、シンガポール、デリーの11都市から自治体首長らが参加した。

 サミットでは、「アジア大交流宣言」を採択。経済、環境面での協力とともに、観光面では、アジアの安定的な発展に向け、相互理解と信頼関係、友好関係の構築をめざし、若い世代や文化の交流、観光の一層の拡大をめざすことで合意。来年度以降に実務者会議を実施し、具体化を図る。


▽大阪市は、釜山、上海と「ゴールデン・トライアングル」を積極推進へ

 また大阪市は、釜山と上海の首長を招き観光振興をテーマに、「ゴールデン・トライアングル・サミット」を開催。ゴールデン・トライアングルのプロモーションは、2007年度から取り組んできた事業で、域内だけでなく、ヨーロッパなど域外において共同で誘客を図るもの。情報発信や、交流事業の促進、ベルリンのITBをはじめとする国際観光展への共同出展を実施してきた。

 サミットをうけ、今後も連携を強化し観光振興をめざすことで一致。特に、釜山国際映画祭や2010年の上海博覧会、水都大阪2009など国際的なイベントの有効活用や、ITBへの出展継続、青少年の交流拡大などについて連携、協力して取り組む方針だ。