日本・香港航空協議、路線・輸送力の自由化は継続−成田の見解が不一致

  • 2007年10月30日
 日本と香港の航空当局間協議が10月24日から26日まで開催されたが、日本側が提案したアジアゲートウェイ構想に基づく首都圏空港以外の路線・輸送力自由化は、成田空港の取扱いについての双方の見解が一致せず、継続協議となった。香港側が成田の枠を使い切っているのに対し、日本側は輸送力として、ジャンボ機で換算すると約50便分が残っている。実際運航するには発着枠の関係上、他の路線の運航分を配分しなければならない場合もあるが、香港側は「成田の便数を自由にできるのではないか」との見解だという。

 ただし、今回の協議では旅客便について、コードシェアは以遠区間・日本国内区間の路線を自由化したほか、日本国内の乗り入れ地点の自由化、新たに香港エクスプレス(UO)の乗り入れについて合意している。

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