関空、不法侵入などへの対応訓練実施へ−航空機事故発生時の医療救護訓練も

  • 2007年10月19日
 関西国際空港は供用を開始した2期空港島で、不法侵入と爆発物発見時の適切な対応を習得することを目的とする訓練を10月25日に実施する。当日は関西空港警察署と大阪水上警察所、海上保安庁関西空港海上保安空港基地、警備会社などから約100名が参加。海からの制限区域侵入に備え、犯人と不審船舶確保のための訓練をする。また、2期空港島施設に爆弾が仕掛けられたと想定し、防爆マットを使用し、初動措置訓練も実施する。

 また同じく25日、11ヶ所の医療機関の参加のもと、航空機事故発生時に備えた医療救護活動の訓練も実施。医療救護体制の確保や、発生時の情報収集体制の早期確立に加え、多数の負傷者の救命活動の順番を決めるトリアージ活動について研修をおこなう。