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DS模擬問題:トルコ編3

  • 2007年10月9日

問 イスタンブールのベイオール地区にある「チチェッキ・パサージュ」が建つ通りの名前は次のうちどれか
 
 A ジュムフリエット通り
 B バハリエ通り
 C バーダット通り
 D イスティクラル通り


  ――正解は最下行へ

ここに注目!


▽現代のトルコを体験

イスタンブールはローマ帝国、ビザンティン帝国、オスマン帝国の3代続いた大帝国の首都であった場所。街中にはその遺産が数多く残り、トルコで最も人気のある観光都市といえるだろう。宮殿やモスク、教会、博物館や地下都市などの遺跡は、多くの人を魅了する。

さらに、アジアとヨーロッパにまたがる都市という地理的影響から、人と文化の交錯するエキサイティングな魅力もある。人口は首都アンカラの2倍を誇る1000万人超で、経済・文化ともにトルコの中心地。各地区の主要通りには、高級ブティックや伝統工芸品などの観光客向けの土産物屋から、生鮮食品、生活用品を売るバザールまで多様な店舗が軒を連ねる。イスタンブールでは単なる観光のみならず、現代のトルコの文化や生活の体験を勧めたい。


▽グルメとナイトライフ

新市街のイスティクラル大通りで、ひときわ目立つアールヌーヴォー建築「チチェッキ・パサージュ」は、10数店舗のレストランや市場、魚屋などが軒を連ねるアーケード。チチェッキ・パサージュとはトルコ語で「花の小路」の意味で、昼間からお酒を楽しむ人々も多い名物的な場所だ。また、マルマラ海に接するイスタンブールの海の幸を試したければ、クムカプがお勧め。鮮魚市場としても有名で、多くのシーフードレストランが集まる。

一方、大衆的な料理を食べたければ、チチェッキ・パサージュ近くにある狭いネヴィザデ通りが絶好の場所。ちなみにトルコでは、レストランで家族や友人と一緒に、4〜5時間かけてゆっくりと食事をとる。トルコのお酒「ラク」を片手に会話を楽しむのが、トルコ流。余裕があれば、ぜひ現地の人との会話も楽しんでみたい。

夜はビザンティンやオスマン時代の建物を改装した異国情緒あふれるレストランの多いスルタンアフメット地区や、ナイトクラブやディスコの多いタクシムーハルビエ地区へ。ベリーダンスやトルコ歌謡などを食事とともに楽しめる。また、ボスポラス沿岸のオルタキョイは、ナイトクラブ、ジャズクラブ、バーがあり、多くの人で賑わう場所だ。


▽文化を楽しむショッピング

イスタンブールでのショッピングといえば、旧市街にある市場「カパル・チャルシュ」(グランドバザール)。迷路のような細い路地に4000軒以上の店が並ぶ。かつては区画ごとに商売の種類が決められており、金細工師通り、カーペット商人通りなどの名前が残るのも興味深い。このほか、香辛料を売るスパイス・バザール「ムスル・チャルシュス」、アンティークの宝庫「オールド・ベデステン」など、ショッピングを通して伝統と文化を感じさせることができる。

バザールとは対照的に、洗練されたショッピングが楽しめるのは、タクシム・ニャシャンタシュ地区。イスティクラル通りやジェムフリエット通り、ルメリ通りには、最高品質の布で作られたファッションを扱う一流ブランドショップが立ち並ぶ。バッグや皮革製品、アクセサリーなどもあり、ウィンドウショッピングだけでも楽しめる。






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