サミット活用で北海道の観光振興と経済活性化に期待−国交相、本保総観審

  • 2007年10月4日
 国土交通省大臣官房総合観光政策審議官の本保芳明氏は、10月1日の観光戦略推進会議が北海道で開催されたことに触れ、「来年のサミットを契機に観光振興の起爆剤にうまく使えれば」と期待感を示した。この会議には北海道知事、地元経済界も参画し、首相官邸以外で初めて開催したもの。

 冬柴鐵三国交相も2日、この数年で北海道を訪れている外国人が4年前に29万人のところ、昨年は59万1000人と大きく伸びていることに言及。サミットを契機として、受け入れ環境の整備、観光PRの強化で北海道の活性化が図れるという考えを示していたところ。

 会議ではカンクーン、沖縄の事例が紹介されたほか、受け入れで北海道庁からも提案があった。戦略会議は来月にも、こうした受け入れについて、宿泊施設、交通アクセス、北海道の魅力などを取りまとめたアクションプランを策定する予定だ。