JATAツーリズム大賞、ドバイ政府観光商務局とTV番組「旅サラダ」を選定

  • 2007年9月14日
 日本旅行業協会(JATA)などはJATAツーリズム大賞に観光局部門でドバイ政府観光・商務局、メディア部門で朝日放送の「朝だ!生です 旅サラダ」を選定した。ツーリズム大賞は昨年新設したもの。ドバイの選定には、2006年度の日本人訪問者数が過去最高を記録し、旅行業界との緊密な連携などが評価されたもの。ドバイ政府観光・商務局のグレン・ジョンストン氏は「シンプルなメッセージを伝え、セグメントを絞ったことが良い結果に結びついた。他のデスティネーションと競争するのではなく、差別化、異なる点を強調することが狙い。これから新たなキャンペーンを企画していきたい」と喜びを語った。

 番組は15年前から「質の高い旅」をテーマとして制作。朝日放送プロデューサーの岸岡孝治氏は「海外マンスリーでは紹介したのは57ヶ国にのぼり、丁寧な映像をつないでいることが評価されたのか。航空会社や観光局の協力を得てきて作ったもの。この場を借りて御礼を申し上げたい」と語った。

 国土交通省審議官(観光担当)の西坂昇氏は総評として、「日本と中近東はまだまだ遠い。世界でもっとも高いビルが建設中と聞いており、文化とともに新たな動きを伝えていただき、ドバイをはじめ、中近東の人たちにも日本に来ていただき、交流が深まることを期待する」と語った。