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国交省、羽田空港の増枠決定−9月から10枠捻出、虹橋チャーター等に充てる

  • 2007年7月12日
 国土交通省は羽田空港の発着枠を9月から、10便分を増枠する。これは羽田空港の高速離脱誘導路の整備に伴い、発着枠の見直しを進め、1時間あたりの到着を現在の30回から31回として捻出した。冬柴国土交通相は今回の増枠について、先ごろのアジアゲートウェイ構想を踏まえ、羽田空港の昼間の発着枠の拡大、上海虹橋空港とのチャーター便の実現、羽田/関空/海外の路線展開と乗継利便の改善の課題を着実に推進していく方向である考えを示している。

 この増枠により、日中首脳会談等で合意している羽田/上海虹橋チャーター便の利用に4便を割り当てるほか、「羽田/関空/海外」の乗継改善に向けて4便分を羽田/関空線に就航する企業に使用を認める。羽田/虹橋チャーターについては、早ければ10月8日の運航を目指しているが、これ以外に関しては9月から増枠を実施し、臨時便として対応、11月1日から国内定期便の増枠とする。なお、羽田/関空線については7月11日から、運航を希望する企業の募集を開始している。