KNT、江戸文化歴史検定の対策バスツアー発売−1級合格者にはご褒美ツアーも

ツアーは東京の鍛冶橋からスタートし、芝の増上寺、北桔橋門、浅草界隈、神田明神などを訪れるコースで、楽しんで江戸の文化や歴史を学べるよう企画。また、ガイディングには小学館とKNTが監修した特別の台本を使用するなど、「検定用のテキストには載っていないこと」を多く伝えられるように工夫したという。設定日は2007年8月の11日と12日、14日から16日の5日で、募集定員は各回200人だ。最少催行人員は60名で、料金は昼食を含んで1名9800円。
KNT本社営業推進室部長の加藤亮三氏は、自身も2006年の第1回検定で2級と3級の試験に合格していることを明かしつつ、「テキストを読んでいると実際にその場に行ってみたくなる。しかし実際には1人で様々な場所を回るのは困難」と語り、習得した知識の舞台を実際に体験できる魅力を語った。

またKNTでは、今年から同検定の1級が実施されることを受け、1級合格者に対して、普段は関係以外入場禁止の場所を見学できるようなご褒美ツアーなども企画中だ。
なお、江戸文化歴史検定は、江戸東京博物館と小学館、小学館プロダクションが共同で検定協会を設立し主催するもので、江戸時代の暮らしや文化を後世に伝えることが目的。小学館社長室専任マネージャー兼「江戸検定事業課」課長の竹内明彦氏によれば、2006年の初回は3級と2級を併せて1万人を超える受験者が集まったという。合格者には合格認定証と認定バッチ、第2回から始まる1級の合格者には、江戸東京博物館の常設展への無料アクセスや、特別展の特別観覧会の入場券などを進呈する。