JNTO、サイトのアクセスが50%増、観光地別は東京1位、北海道も注目高まる

  • 2007年6月28日
 国際観光振興機構(JNTO)が提供する訪日観光ポータルサイトで、平成18年度のアクセス数が前年比51.6%増の約4400万ページビューと大幅に増加した。特に英語版は50%増の約2100万ページビュー、訪日旅行キャンペーンをウェブ上で展開する韓国語版は57%増の約970万ページビューとなった。同サイトでは英語、韓国語、中国語繁体字、中国語簡体字、ドイツ語、フランス語、タイ語の全7言語で展開しており、このうち英語と中国語繁体字、中国語簡体字、韓国語では全国約400ヶ所の観光地情報を提供。このアクセス数が潜在的旅行者の関心度を反映すると見られる。

 都道府県別のアクセス数では、全言語で東京がトップに、大阪や北海道もトップ5にランクインした。一方、京都や栃木(日光)などの伝統的な日本の印象の強い府県は英語、香港と台湾からのアクセスが80%以上を占める中国繁体字で上位であるものの、韓国語と中国語簡体字では低い結果になった。また、個別観光地ランキングでは英語、韓国語、中国語簡体字の3言語で新宿、渋谷などの都内観光地が上位20位以内に10ヶ所ランクイン。一方、中国語繁体字では上位20位以内に北海道の観光地が8ヶ所ランクインした。