羽田/虹橋間チャーターが年内実現−今週の日中航空交渉で販売方法も議論
冬柴鐵三国土交通相が中国を訪問、楊国慶中国民用航空総局副局長と会談し、羽田空港と上海・虹橋空港間のチャーター便就航で年内の開始、早ければ10月8日ごろをめどに開始することで合意した。札幌で27日から、日中航空交渉が開催され、羽田/虹橋間の運航開始時期、便数などを議論するが、1日2往復、4便程度で開始される見通し。なお、航空座席の販売形態などについては決定しておらず、航空交渉で議論される。日本側としては既に、羽田/金浦間で実施している包括旅行チャーター(ITC)を原則とし、2分の1未満まで個人客の販売を可能とするスキームを中国側に提案、中国側からの意見を聞く。
航空交渉では、羽田/虹橋間のチャーター便以外に、北京オリンピック開催時に羽田を含む日本各地の空港から、オリンピック開催都市へのチャーター便の運航についても議論する。日中間では3月に航空交渉を開催しており、この際にも同様にオリンピックの議論なども日本側から切り出したものの、大きな進展は無かった。今回、冬柴国交相の訪中で合意を得たことを弾みとして、オリンピック開催期に中国側がどのような体制でチャーター便を受け入れるかを日本側では確認し、韓国でのワールドカップ開催時と同様に各地へのチャーター便の運航につなげたい考え。
また、日本発中国行きの需要について2008年のオリンピック、2010年の万博と高需要が望めることも踏まえ、中国側の中長期的な航空政策の考えを把握したいという。日本側はアジア・ゲートウェイ構想をまとめており、地方空港への乗り入れに便数制限が無くなることから、輸送力には限りが無くなる。こうした状況について、中国側へ説明すると共に、中国側の路線就航への考え方を確認する。
▽日本航空、全日空ともに歓迎の意を表明
日中間の大臣会合での合意を受け、日本航空(JL)、全日空(NH)ともに歓迎の意を表明している。両社ともに既に同様のスキームで羽田/金浦間について実績がある。JLは「正式には確認できていないが、大歓迎だ。準備を進めているが、開始時期、インフラ面など正式な話を待ちたい」(広報部)、NHは「年内という話から早期に実現できることで期待している。金浦などでの実績もあり、今後は機材を詰めていく」などとコメントしている。
航空交渉では、羽田/虹橋間のチャーター便以外に、北京オリンピック開催時に羽田を含む日本各地の空港から、オリンピック開催都市へのチャーター便の運航についても議論する。日中間では3月に航空交渉を開催しており、この際にも同様にオリンピックの議論なども日本側から切り出したものの、大きな進展は無かった。今回、冬柴国交相の訪中で合意を得たことを弾みとして、オリンピック開催期に中国側がどのような体制でチャーター便を受け入れるかを日本側では確認し、韓国でのワールドカップ開催時と同様に各地へのチャーター便の運航につなげたい考え。
また、日本発中国行きの需要について2008年のオリンピック、2010年の万博と高需要が望めることも踏まえ、中国側の中長期的な航空政策の考えを把握したいという。日本側はアジア・ゲートウェイ構想をまとめており、地方空港への乗り入れに便数制限が無くなることから、輸送力には限りが無くなる。こうした状況について、中国側へ説明すると共に、中国側の路線就航への考え方を確認する。
▽日本航空、全日空ともに歓迎の意を表明
日中間の大臣会合での合意を受け、日本航空(JL)、全日空(NH)ともに歓迎の意を表明している。両社ともに既に同様のスキームで羽田/金浦間について実績がある。JLは「正式には確認できていないが、大歓迎だ。準備を進めているが、開始時期、インフラ面など正式な話を待ちたい」(広報部)、NHは「年内という話から早期に実現できることで期待している。金浦などでの実績もあり、今後は機材を詰めていく」などとコメントしている。