スカイチーム、成田第1北集結-セルフC/IN機のみのカウンター設置へ

  • 2007年6月25日
 スカイチームは6月22日、結成7周年、および成田空港第1旅客ターミナル北ウイングへの集結を記念し、7周年の式典を開催した。今後、スカイチームのターミナルとして各種施設のアップグレードを図る。スカイチーム加盟10社のうち9社が成田に乗り入れており、このうち、第2旅客ターミナルビルに発着するアエロフロートロシア航空(SU)も「今年10月をめど」(SU日本・オーストラリア副支社長ユーリー・ザモーチン氏)に第1ターミナル北ウイングへ移転する計画で、アライアンス間の乗継利便は向上する。大韓航空(KE)日本地域本部長の権五常氏は「成田空港第1旅客ターミナルビル北ウイングを中心に、空港の改修で新しく生まれ変わる」と語り、スカイチーム内でも9社が乗り入れている空港は最大規模という成田でのサービス向上にも期待感を示した。

 スカイチームが集結する第1旅客ターミナル北ウイングは、第1南ウイング、第2旅客ターミナルの改修が明らかになっていく中で、成田空港の施設改修では最後となるもの。スカイチームによると、現在のAアイランドからFアイランドまで全てにインラインスクリーニング機を導入するため、カウンター前の囲みを取り除き、開放感を出す。また、Bアイランド全てをセルフチェックイン機とベルトコンベアー機を設置する。片側20台、Bアイランド全体で40台のチェックイン機を設置する。チェックイン機は加盟会社全社のチェックインが可能で、今後は駅のコンコースにも設置を計画している。

 なお、中国南方航空(CZ)は先ごろ、コンチネンタル航空(CO)との戦略的提携を発表するなど、スカイチーム加盟へ向けた準備を着々と進めているところ。正式加盟について、KE権氏は「11月、12月の年内がめどではないか」と見通しを示し、日本でもCZの加盟により、さらに日本市場でのプレゼンスが拡大する。

 式典には加盟10社の日本代表が集まり、書道家の石飛博光氏が「飛翔」という書を披露した。