DS応援プロジェクト:スペイン模擬問題2

  • 2007年6月4日

問 “スペイン三大祭り”といわれるものの組み合わせで正しいものは次のどれか
 
 A 「コルドバのパティオ祭り」、「リオハの収穫祭」、「バレンシアのサン・ホセの火祭り」
 B 「セビーヤの春祭り」、「ブニョールのトマト祭り」、「パンプローナのサン・フェルミン祭」
 C 「ヘレスの馬祭り」、「リオハの収穫祭」、「コルドバのパティオ祭り」
 D 「バレンシアのサン・ホセの火祭り」、「パンプローナのサン・フェルミン祭」、「セビーヤの春祭り」


  ――正解は最下行へ

ここに注目!


▽郷土色豊かな祭りが多数、旅のテーマに

歴史や文化、伝統が彩るお祭りや行事は、それだけでも十分に旅の目的、テーマになるもの。既に、こうしたイベントを目的にした旅行が作られており、中でもスペインの祭り(フィエスタ)はその数の豊富さとユニークさで人気を集めている。

「陽気で想像以上」、それがスペインのフィエスタの特徴で、醍醐味といえるもの。一年を通して各地で開催される数々のフィエスタは大部分が宗教に関連しており、郷土色豊かだ。特に特色のある祭りは国際的な「観光行事」にも指定されているので、旅行者に紹介する際の目安になるだろう。

スペインの祭り一覧 
http://www.spain.info/JP/TourSpain/Reportajes/0/Fiestas2006.htm?subsys=events&language=JA


▽スペイン3大祭り

・サン・ホセの火祭 
バレンシアを舞台に、15日深夜から街中を多数の「ファヤ」という張子人形で飾り付けていき、3月19日の「サン・ホセの夜」にその全てを焼き払う祭り。「サン・ホセ」とは「聖ヨセフ」、つまりイエス・キリストの父親を指す。期間は12日からでその間には、花火やファヤの人気投票、民族衣装を着た子供たちによる献花パレードなどが行われる。ファヤの数は、現在大小とりまぜて600体にのぼり、19日には小さなものから火がつけられていき、20日午前1時にバレンシア広場の巨大なファヤが炎に包まれて閉幕となる。人気投票で選ばれたファヤの一部だけが火あぶりをまぬがれ、火祭り博物館に永久展示される。

・セビーヤの春祭り
セビーヤ市内に会場を設けて行われる祭り。会場内は祭り会場と催し物会場、駐車場に大別され、祭り会場にはイルミネーションで飾られた何百というカセタ(テント小屋)が並ぶ。民族衣装の女性たちや、花形マタドールによる闘牛、朝方まで続く歌や踊りなどで彩られる、他と比べても一段と華やかな祭りだ。またこの祭の典型的な料理であるビーフシチューやヒヨコ豆のシチュー、カセタの中で振舞われるシェリー酒の一種マンサニージャや、生ハム、チーズ、ゆで海老などを使用したタパスも味わっておきたい。

・サン・フェルミン祭
日本でも知名度の高い「牛追い祭り」で、7月7日から7月14日にパンプローナ市内で行われる。
7月7日はパンプローナの守護聖人「サン・フェルミン」の日。祭りの起源は古く、400年前の記録にも残っており、へミングウエイの小説 「日はまた昇る」によって世界に紹介された。7月6日の開会式では巨人人形の音楽隊によるオープニングパレードや民族舞踊会などが行われる。期間中は毎日8時に「エンシエロ(牛追い)」がスタート、白い衣装に赤のスカーフという姿の人々が牛たちに追いかけられて850メートルのコースを駆け抜けるほか、闘牛や民族音楽コンサート、フェスティバル、パレードなどたくさんのイベントが組み込まれている。





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