日中首脳会談、羽田/虹橋定期チャーター便で合意−時期・便数は明示されず
中華人民共和国国務院総理・温家宝氏が来日、内閣総理大臣・安倍晋三氏と会談、羽田/上海・虹橋間の定期チャーター便の開設に合意した。これまでは安倍首相が昨年訪中した際、温氏との談話としてトップダウンでチャーター便開設に向けた議論が進められてきたが、合意文書において、日中関係強化の具体策に位置づけられたことで、今後の交渉の進展に一段と期待がかかる。
日本側から「年内」希望を打ち出したものの、合意文書には開始時期、便数については明記されなかった。これについて航空局は現段階で、これまでに中国側との実務交渉において上海でのCIQの整備、発着枠の捻出などの課題などを含め、進捗としては3月に中国・武漢で開催された日中航空協議における情報以上は「無い」としている。ただし、今回の首脳会談、および合意文書を受け、航空局としては「早々にも次回協議の時期を設定する」としており、日中国交正常化35周年を契機として羽田/虹橋間の路線開設への動きは今後、加速しそうだ。
日本側から「年内」希望を打ち出したものの、合意文書には開始時期、便数については明記されなかった。これについて航空局は現段階で、これまでに中国側との実務交渉において上海でのCIQの整備、発着枠の捻出などの課題などを含め、進捗としては3月に中国・武漢で開催された日中航空協議における情報以上は「無い」としている。ただし、今回の首脳会談、および合意文書を受け、航空局としては「早々にも次回協議の時期を設定する」としており、日中国交正常化35周年を契機として羽田/虹橋間の路線開設への動きは今後、加速しそうだ。