クラツー、バリアフリーツアー06年度取扱高は約6億円、ツアー本数200本

  • 2007年2月15日
 クラブツーリズムの2006年度バリアフリーツアーは受注型企画旅行約110本、募集型企画旅行約90本の合計200本を催行し、取扱高は約6億円となった。06年度は催行人数が05年比19%増の伸びを示しており、当初年間100名程度であったバリアフリーツアーの参加者が06年現在で約1万名に達した。高齢化の現実と旅を基調とした生活の質の向上を求めるニーズがさらに増大し、団塊世代以降の生活習慣病の障害化などの可能性も多くはらむことから、クラツーは旅を諦めない高齢者バリアフリーツアーの市場の拡大を予測している。

 このような流れを受けて、クラツーは2007年、バリアフリーツアーの品揃えを拡充し、多様なニーズへの対応を目指す考えだ。まず、今月には障害があっても地域間移動が楽なクルーズの特性を活かしたクルーズデスクの開設、これまで実現不可能と思われがちであった障害を持つ顧客の「四国八十八ヶ所・お遍路」の旅の案内などの個別ニーズに対応する窓口を設置。さらに、特に障害の個人差に関係なく、自由性の高いプライベートジェットやプライベートヘリコプター、チャーターリムジンなどを利用し、看護師同行の質の高いオーダーメイドのバリアフリー旅行の開発に力をいれているという。