[総評]11月のニュース・ランキング、1位JQ、2位香港MICE、7位にA380

  • 2006年12月6日
[総評] 11月はジェットスター関連の記事についてアクセスが目立ちました。まず、GDSでの販売が確立されたことに伴い、オーストラリア本国のサイトでも明らかにしている手数料等の方針や、格安航空会社(LCC)としての方向性に興味・関心が集まるところと思われます。同時に、11月には関空に加え、名古屋への就航も発表され、これにも多くのアクセスがありました。

 香港へのギネス級のインセンティブツアーについても、業界の関心は高いようです。チャーター便を運航する、あるいは会議場に何千人が集まる、と規模の大きい話が続きますが、これも「香港」らしいイベントであるといえるのではないでしょうか。香港全体としてビジネス渡航、MICEなどのグループも上向きになっているようです。

 これ以外では、燃油サーチャージが日系航空会社でも値下げへ動くことが第3位に入りました。燃油サーチャージに関しては、各社の値上げ・値下げについて日々の業務に必要な情報から多くのアクセスを集めていますが、特に日系については関心の高いところであるのでしょう。また、日本航空のチャーター便、機材の更新なども感心の高い項目でした。

 その他、エアバスの日本初飛来の情報についても、アクセスを多く集めました。エアバス社としてはいろいろと体制の変更、新しい機材の開発などニュースがあるようですが、業界としてもこの大型機には話題性も重なり、関心は高いのでしょうか。エールフランス航空もパリ/成田間にこの機材を導入すると言及していますし、成田空港も搭乗橋の整備を進めていくそうで、2009年の就航を改めて言及しています。


▽トラベルビジョン・記事ランキング(11月分)

第1位:ジェットスター、来春就航前に本格販売へ、新たな概念・手法が明らかに(11.14)

第2位:シャルレ、香港へ8000人インセンティブツアーを実施へ、香港MICEも活況(11.15)

第3位:日系2社、国際線燃油サーチャージを引き下げ申請、外航との動き・額に差(11.17)

第4位:「PTS」に社名変更へ、店舗事業を分社化−クルーズで2ブランド制へ(11.02)

第5位:上半期の主要50社、海旅6.7%増で全体を押し上げ、取扱額は1位JTB、2位HIS(11.13)

第6位:日本航空、今年度のチャーターは700本、座席確保難の欧州は60%増(11.22)

第7位:エアバスA380、11月19日に実証飛行で日本・成田空港に初飛来(11.02)

第8位:ジェットスター、名古屋にも就航へ、カンタス航空と市場を棲み分け(11.17)

第9位:日本航空、次世代航空機ボーイング737-800型機を受領、小型の主力機に(11.22)

第10位:鈴木航空局長、羽田/虹橋線に前向き、羽田枠捻出も可能か(11.06)