東京・六本木にニュージーランド・トラベルカフェが開店

  • 2006年11月30日
 ニュージーランド観光局、ニュージーランド航空(NZ)、トラベルカフェは本日、東京・六本木に「ニュージーランドトラベルカフェ六本木」を開店する。トラベルカフェとしてはテーマを設定した店舗は2軒目となる。開店に先立ち29日、オープニングセレモニーを開催、在日ニュージーランド大使は「ニュージーランドの食べ物やライフスタイルに触れ、魅力を五感で体感してほしい」と語り、消費者の渡航につながるよう期待を述べた。

 このトラベルカフェは1日約1000名の来店者を想定。店内の座席は71席で、うちテラス席が6席。店内には50インチのプラズマディスプレイでニュージーランドのスポーツ観戦などが出来るほか、ニュージーランドの音楽を流すほか店内の小物もマオリアートを置き、雰囲気を演出。また情報ラックにはパンフレットなどを置き、ワンストップでの情報収集が可能となる。店舗ではニュージーランドからの食材を利用し、現地の味付けを紹介するほか、食品の安全性もアピール。今後、店舗ではニュージーランドセミナーや旅行説明会、新商品の発表会やライブハウスとしても活用するなど、広くニュージーランドの情報発信を行う。


▽ニュージーランド、定番イメージから活きたイメージを発信

 ニュージーランド政府観光局局長のジェイソン・ヒル氏は、「羊や山といったこれまでの定番イメージだけでなく、食べ物の美味しさ、人々の暮らしなど具体的な情報を提供したい」と語り、今回のトラベルカフェがニュージーランドの生きた情報の発信基地となると同時に、五感で体感する場として将来的にニュージーランドへの訪問者の増加につながるよう期待する。

 また、日本人のニュージーランド訪問者数は10月が24.2%減の8976人で、1月からの累計は30.9%減の10万7111人と減少する傾向。これについて、ジェイソン局長は「2007年はマーケットの回復と、成長のターニングポイントの年としたい」と語る。具体的には観光局としては団塊世代を主力のターゲットとしているものの、トラベルカフェの主力顧客層である25歳から40歳の女性層に対してもプロモーションをすることで、幅の広がりを持たせる。