楽天、第3四半期のトラベル事業は売上・営利とも5割増、予約宿泊が27.3%増

  • 2006年11月20日
 楽天が公表した第3四半期(7月1日〜9月30)の決算で、トラベル事業の売上高は30億2700万円、営業利益が13億3200万円と、双方とも前年同期比50.2%増となった。第2四半期と比較しても、売上は22.6%増、営利は34.6%増と大幅な伸びを示している。

 主力の予約宿泊数は18.5%増の563万1000泊と堅調に推移しており、予約流通総額は27.3%増の500億7000万円。昨年実施した新契約効果が継続しいているとし、契約施設の増加も強調した。また予約流通のうち、モバイル経由の予約が59.7%増と伸び、予約全体の9.5%を占めるという。8月には携帯電話経由の高速バス予約サービスを開始しており、モバイルサービスの強化も積極的に取り組むという。

 なお、今後は10月に開始した「楽天ANAトラベルオンライン」の「ANA楽パック」により、高い収益性を見込むほか、来年1月からはコンビニエンスストア「Loppi」での販売を開始する予定。当初は高速バス予約からスタートだが、全国約8000店の販路を追加することになる。