フランス・ナント観光局、新旧融合の進む街を基点とした旅行を提案

ナントは来年、「海底2万マイル」の著者ジュール・ヴェルヌが生まれ育った地として夢のある街づくりを展開する。ナント観光局局長のジャン・マルク・ドヴァンヌ氏は、ナントの今後の観光開発について「15世紀から17世紀の遺産を大切にしつつ、明日の文化遺産をつくっていきたい」と語り、新旧が融合する街として打ち出していく考えを示した。
来年はまず、7月に高さ12メートル、40トンの巨大な象のモニュメントが完成する予定。また、ロアール川沿い45キロメートルに現代アートを設置して、これらを半日かけてクルーズで巡るツアーも開催する。そのほか、ブルターニュ公城がリニューアルオープンを予定している。ドヴァンヌ氏は、2007年のイベントなどによる効果を踏まえ、2、3年で現在の2倍ほどの日本人訪問者数を目標としている。