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近ツー、NTTデータが資本提携、今年10月に新会社を設立へ

  • 2006年7月31日
 近畿日本ツーリストとNTTデータは28日、近畿日本ツーリストの100%出資子会社である近畿日本ツーリスト情報システムの発行済株式の51%をNTTデータが譲り受け、資本提携することで基本合意した。これを機に両社は今年10月、新会社「エヌ・ティ・ティ・データ・テラノス(仮称)」を設立する。新会社はNTTデータから取締役3名、監査役1名、近ツーから取締役2名の役員構成となり、従業員数は約90名となる。

 近ツーはウェブやモバイルを活用した販売手法の確立や地域有力旅行各社とのアライアンスを進めており、今回のパートナーシップによりIT革新を促進し、アライアンス各社の販売に貢献するシステムをプラットフォームとして各社への提供を目指す。また、NTTデータにとって今回のパートナーシップは中期経営計画の柱である法人分野の事業拡大の一環。近ツーのもつ旅行業界特有の業務ノウハウを活用することで、航空、鉄道を含むサービス業界向けビジネスを強化し、法人分野における競争優位性の確立を目指す。なお、近畿日本ツーリスト情報システムの売上高は2005年9月期は28億8500万円であった。