チャイナ・エアライン、関西/台北線を運航開始、11月には旅客便をデイリー化へ

  • 2006年7月3日
 チャイナ・エアライン(CI)は1日、関西/台北線の定期便を就航、あわせてCI会長の魏幸雄(ギ・コウユウ)氏、台湾交通部次長の何煖軒(カ・エンケン)氏らが来日し、日本/台湾間の交流促進について語った。現在、日本から台湾への訪問者数は年100万人、台湾から日本へは120万人となっている。魏氏は関西/台北線について「人的交流の拡大に寄与する」として、伊丹/台北線以来32年ぶりの復便となる期待感を示した。また、現在は週5便で運航をするが、11月には旅客便をデイリー運航とする計画。このほか、機材はエアバスA330−300型機の313席(ビジネスクラス36席、エコノミークラス277席)を利用しているが、400席程度のジャンボ機へ大型化することについても、需要動向を踏まえながら、対応する考えを示した。CIは7月1日に新千歳/台北線、2日には名古屋/高雄線の就航を開始しており、日本各地と台湾の路線を充実化し、日本/台湾間の需要拡大につなげる考え。

 台湾交通部次長の何氏は1日、関西空港内での会見で、CI、エバー航空(BR)などのフライトを利用し、「『台湾新幹線』を利用する旅行についても促したい」とも語る。特に、「新幹線の利用者については、航空会社との連携を拡げて行きたい」とし、「今年10月末の竣工は間違いない」との見通しも示す。台湾の新幹線については日本からの技術提供、および新幹線車両の輸出が行われているなど、「日本/台湾間の交流の象徴」として、さらに関係強化を進めたいとの期待を示した。