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NH、ヒューマンエラーに対する事前対応策を導入へ

  • 2006年6月30日
 全日空(NH)は運航乗務員の操縦室内でのヒューマンエラーの予防措置として、日常運航便の安全モニタープログラム(LOSA)を導入する。8月下旬から、約250便の操縦室内で運航をモニターし、各種データを収集する。

 これはANAグループの安全理念「安全は経営の基盤であり、社会への責務である」に則った対応。LOSAはアメリカ連邦航空局の基金を得て、テキサス大学が開発したもので、運航中に潜むスレット(不安全事象)、あるいはエラーを見つけ出し、データを収集、分析、評価するプログラム。航空機事故の7割から8割が人間に起因することから、事前対応型の対策を重視したものとなる。