旅行業公正取引協議会、今年度は改正規約の周知で説明会のほか実例を検討、消費者への告知も強化

同協議会会長・グローバルユースビューロー代表取締役副社長の古木康太郎氏は「規約違反は減少したが、業界での徹底はなされていない」との認識を示し、「周知を図ることで、(消費者からの)一定の信頼を得られるよう務めていく」としている。
今年度事業については、改正規約の周知徹底、定着を図ることを目指しており、引き続き公正競争規約説明会を開催するほか、勉強会方式で表示適正化検討会を開催する。この検討会は福岡で11月に会員会社を対象として開催するが、実際に会員・非会員会社のパンフレットや新聞広告を持ち寄り、現実の表示を規約と照らし合わせて、理解度を深めることも行う予定だ。
こうした周知活動については会員会社、および一般消費者についても深めていく。特にサイト上での情報提供を重視、8月を目処にサイトをリニューアルし、会員会社用のサイトに加え、消費者向けサイトを特に拡充。表示規約の違反事例20件程度を掲載し、消費者の理解度を高めたい考え。
▽旅行業公正取引協議会
http://www.kotorikyo.org/