LX、スターアライアンス加盟でNHとコードシェアへ、LHとの連携でも利便向上

▽LXの日本路線での施策
一方、日本路線は昨年度に続き黒字を達成。夏期のピークシーズンはエコノミークラスのロードファクターが95%にものぼり、ビジネス、エコノミー共に年間を通して堅調という。
今夏にスターアライアンスに加盟するLXの今後についてLX日本・韓国地区支社長の岡部昇氏は、「漠然とした状況」としながら、「いかにお客様に利便を提供できるかがポイント」と説明。日本ではスターアライアンスに加盟する全日空(NH)の重要性を強調し、LXは6月から全日空(NH)とのコードシェア運航を開始する。「第2段階として全日空の国内線とのコードシェア運航も考えている」ことを紹介した。また、日本航空(JL)とこれまでコードシェア運航を行ってきたが、今後、JLがワンワールドに加盟する転換期の措置として、JLが自社の機材を使用する6月から9月はJL便にLXが便名コードを付けて座席を販売し、JLによるLX運航便への便名コードは付けずに替わりにNHがLX便にコードを付けて座席販売する。
そのほか、FFPプログラム「Miles&More(マイルズ&モア)」によるLXの旅客へのサービス向上など、ルフトハンザグループと2社で協業し、両社の旅客へのサービス向上について、積極的な取り組みを展開していく。