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年末年始の日系利用旅客、国際線は36万226人と微減

  • 2006年1月11日
 日系航空会社2グループの年末年始(2005年12月28日〜2006年1月6日)日本発の国際線旅客動向は前年比0.04%減の36万226人となった。提供座席数はJALグループは前年比4.1%減の37万5436席、ANAグループは5.4%増の11万3567席で、合計0.02%減の48万9003席。供給量は2グループで若干の減少、それにともない旅客も全体でやや前年を下回る結果となった(※下記の旅客数は特記ない限り、日本発)。

 このうち、JALグループの方面別では米大陸線、東南アジア線、韓国線で前年を上回る旅客を集めた。また、減便などを行ったホノルル線、グアム線は旅客数で前年を下回っているものの、ホノルル線で85.0%、グアム線で89.4%の利用率となり、高いロードファクターを記録した。なお、臨時便はホノルル線で61便、グアム線で10便、香港線で3便、マニラ線で1便の合計75便で、前年実績の91便からはやや減少した。
 期間中の日本航空インターナショナル(JL)、およびジャルウエイズ(JO)の日別利用率では日本発が3日の87.4%をはじめに、4日の85.8%、2日の82.1%、帰国便では9日の88.0%を筆頭に、4日の86.3%、8日の85.0%の順であった。

 全日空(NH)について方面別では香港、シンガポール、バンコク、ホーチーミンシティ、ソウルなどのアジア線が14.5%増の5万3546人となった以外は旅客数では前年を割れた。ただし、ヨーロッパ線は前年比2.0%減の1万9121人と堅調。ANKについては成田/台北線を臨時便で8便を運航し、前年比30.6%増の3789人と好調。
 期間中のNHについての日本発の日別利用率は、12月29日の79.8%をはじめとして1月2日に78.4%、日本着では1月9日の88.1%を筆頭に1月4日の83.5%、1月8日の81.1%となっている。


▽JL国際線方面別実績(路線/旅客数・増減/利用率)
ホノルル線/3万9677人(15.8%減)/85.0%
米大陸線/3万698人(4.2%増)/91.2%
欧州線/2万8365人(6.8%減)/78.7%
東南アジア線/6万8453人(1.6%減)/78.4%
オセアニア線/1万6052人(7.4%減)/87.1%
グアム線/1万4482人(36.5%減)/89.4%
韓国線/3万2131人(4.3%増)/69.7%
中国線/2万9488人(4.1%減)/51.2%


▽NH国際線方面別実績(路線/提供座席数・増減/旅客数・増減/利用率)
アメリカ線/2万4780席(10.8%減)/2万1530人(12.0%減)/86.9%
欧州線/2万3574席(4.4%減)/1万9121人(2.0%減)/81.1%
中国線/7万9322席(5.8%増)/4万1294人(17.5%減)/52.1%
アジア線/6万7748席(16.9%増)/5万3546人(14.5%増)/79.0%
リゾート線/2万1216席(5.7%減)/1万6919人(8.9%減)/79.7%