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AD、オーナーが声明を発表、運休のお詫びと提携交渉について言及

  • 2005年12月9日
 エアーパラダイス・インターナショナル(AD)は11月23日、オーストラリア/デンパサール間のすべての運航を中止すると発表、24日から全面運休しているが、このほど同社のオーナーであるイ・マデ・ウィラナサ氏が声明を発表した。文書はまず、「運休により、関係各位様に多大なるご迷惑おかけ致しました事をお詫び申し上げます」とはじまり、テロ発生がなかった場合の運航計画などを明示。具体的には、日本でのチャーター展開や中国、中東などへの展開を計画していたとしている。

 また、現在のところ、早期の運行再開を目指し、「インドネシア内外の航空会社、銀行、投資家等、各関係機関のご協力、ご支援を得ながら全社の財政状況を見直し、新しく組織を構築し」ているという。また、既にアジアを本拠とする航空会社から提携の申出があり、「折衝を重ねています」とも言及。具体的な会社名は明らかにしていないものの、資本注入などの策を講じる模様。また、ADは現在もインドネシア政府の承認を受けた運航権を保有することから、出資側は権益を基にした幅広い提携についても想定していると考えられる。