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BC、中間期までの搭乗率は関西・徳島線で低く、通期で下方修正

  • 2005年11月16日
 スカイマークエアラインズ(BC)の中間期決算(平成17年4月1日〜9月30日)は売上高184億3100万円、営業利益2億7500万円、経常利益5億9800万円、中間純利益10億2700万円であった(前期は決算期の変更に伴い、5ヶ月間)。4月から全般的に搭乗率が停滞したものの、主力となる東京/福岡線が8月、9月にそれぞれ77%、76%と改善、合わせて7月から運航を開始した東京/那覇線も搭乗率が8月は90%、9月80%と好調に推移。ただし、東京/関西線、東京/徳島線などの搭乗率は大きく伸びず、先ごろ発表した幹線での路線展開とする施策となった。なお、東京/仁川線の国際線チャーター便については、国内線の充実を目指し、7月で休止しているが、4月からの搭乗率では平均90%と安定した実績を残した。
 なお、下期の予想として、来年2月16日から東京/神戸線の就航を予定しているものの、既存の路線で大幅な搭乗率の改善は見込めないとしており、旅客収入に大きな伸びは無いとしている。また、原油高については、運航コストの抑制、業務の見直しなどにより、自社で吸収する努力をするとしている。

 通期の見通しは原油高、東京/関西線の旅客収入への影響を考慮し、売上高で期初予想から20億円減となる365億円、経常利益で4億円の赤字、当期利益0円と下方修正した。