ユナイテッド航空（UA）の持株会社であるUALコーポレーションの2005年度第3四半期の営業利益は前年同期比で2億4500万米ドル増加の1億6500万米ドル、事業再建関連費用の18米ドルを計上した場合の当期純損失が18億米ドル、事業再建関連費用を除いた当期純利益は6800万米ドルとなった。UAでは、燃料費が前年比4億500万米ドル上昇するも、事業全体と運航実績を継続的に改善、組織の抜本的な建て直しを実施。そのほか、提供座席数の最適化、コスト管理を徹底化し、好業績を収めた。
　運航便数は前年と比較し3％減、提供座席数は5％減。主要路線の旅客単価は前年比11％増、イールドが9％上昇、全路線のロードファクターは2ポイント増の84％であった。また、国際線の航空機を再配置し、米国内路線のスケジュールの最適化を図ったことで、航空機の稼働率は4％増加。このことから、有効座席マイルを5％の減少に留め、航空機を前年比10％削減した。