一休、東証マザーズに上場、初日の終値は87.1万円と市場評価は上々

  • 2005年8月1日
 「一休.com」を運営する一休は3日、東証マザーズに上場した。公開価格は1株あたり55万円で、始値は106万
円、終値は87万1000円で初日の取引を終えた。一休は3日付で上場の挨拶として、「当面は主力事業である『一休.com』の更なる拡大に注力をいたしますが、並行して『高級』『インターネット』『ホテル』『旅行』をキーワードに、新事業の立ち上げに取り組」む、としている。
 また、3日に発表した平成18年3月期第1四半期(平成17年4月1日〜6月30日)業績によると、営業収益3億8800万円、営業利益2億4600万円、経常利益2億4000万円、純利益1億4100万円となっていた。営業収益のうち、サイトでの運営手数料が3億7125万7000円で、このうち「一休.com」は3億6412万5000円、「eオークション」が648万9000円、「乾杯.jp」が64万2000円。第1四半期末の取扱施設数はホテル511施設、旅館216施設で、前年度末からホテルは12施設増、旅館は16施設増となった。
 なお、業績予想では通期で営業収益17億5200万円、経常益10億9500万円、当期純利益6億3500万円としており、現在までのところ業績は順調に推移としており、今後は夏のプールプラン特集、花火特集、クリスマス特集としてキャンペーンを展開するほか、高級ホテル・旅館の開拓も継続していく計画だ。