HIS、産業再生機構から九州産業交通の株式を譲渡、九州の観光産業に協力
エイチ・アイ・エスはエイチ・エス証券と共に産業再生機構(以下、再生機構)から九州産業交通の株式を譲り受け、同社の再生を担う。これは再生機構が受け皿となる企業を選定していたもので、HIS・HS証券が主体となるHIS−HS九州産交投資組合が株式を公開買い付け、再生機構がこれに応募することで、今年9月下旬までに株式譲渡が完了する予定。現在、再生機構は3億5000万円の現金出資と3.5億円相当の債権を保有しており、これを株式化することで67.03%の普通株式をHIS−HS九州産交投資組合に譲渡する。
HISでは再生機構の決定を受け、海外旅行だけでなく、同社が掲げる戦略である国内旅行の強化、訪日旅行の促進という事業戦略の一環として進める計画。また、最近ではインバウンドの需要も多い「九州の観光産業に協力できる」としており、今後は具体的な検討を進め、業務提携などにより、HIS本体の国内旅行の強化、訪日旅行促進での相乗効果を期待している。
なお、九州産業交通は昭和17年設立、主力のバス事業のほか、ロープウェー事業、航空代理店業、旅行業などを展開しており、平成17年3月期の連結売上高は235億4200万円、経常利益3億2800万円、純利益8億800万円であった。
HISでは再生機構の決定を受け、海外旅行だけでなく、同社が掲げる戦略である国内旅行の強化、訪日旅行の促進という事業戦略の一環として進める計画。また、最近ではインバウンドの需要も多い「九州の観光産業に協力できる」としており、今後は具体的な検討を進め、業務提携などにより、HIS本体の国内旅行の強化、訪日旅行促進での相乗効果を期待している。
なお、九州産業交通は昭和17年設立、主力のバス事業のほか、ロープウェー事業、航空代理店業、旅行業などを展開しており、平成17年3月期の連結売上高は235億4200万円、経常利益3億2800万円、純利益8億800万円であった。