阪急交通社、上半期取扱額は海外の回復受け31%増、ネット取引も増大

  • 2004年11月11日
 阪急交通社の旅行部門における2004年度上半期(2004年4月1日〜9月30日)の取扱額は前年比31.3%増の1766億9900万円であった。このうち海外旅行はSARS等の反動で前年比63.1増の1175億500万円、国内旅行は5.7%減の586億5000万円、外国人旅行は52.8%増の5億4400万円。国内旅行は5%減の141万人の取扱い。
 海外旅行は阪急の主力販路であるメディア販売が順調に推移するほか、インターネット販売に特化するe-veryがFIT層への浸透やトラピックスの順調な伸びが奏功している模様。全方面の取扱人数は前年比80%増の34万人、うち中国が200%増の3万人、韓国が112%増の5万人、オーストラリアが60%増の2万8000人、ヨーロッパが45%増の10万6000人、ハワイが45%増の2万8000人となっている。
 下期の見通しは海外の回復基調は保持したい考え。ただし、国内については航空運賃の値上げ等が響き、前年比を下回る水準で推移するものと見ている。