JALグ、下期はJO路線拡充、欧州線は季節運休でオセアニア線へ投入

  • 2004年9月16日
 JALグループは下期の路線便数計画の一部を取りまとめた。主に(1)コスト競争力の高いJALウェイズ(JO)の路線を拡充、(2)需要の弱い欧州線を季節減便し、余剰機材をオセアニア線に投入、(3)アウト・イン共に積極的なチャーター展開、(4)中部国際空港の開港にあわせた展開、が柱。
 JO路線の拡大は日本/バンコク間、成田/コナ/ホノルル線において、JOに路線を移管。JO機材で運航し、コードシェアでJL便でも販売を行う。このうち、関空/バンコク線はB747型機に大型化し、週7便の運航とする。また、関空/ブリスベン/シドニー線においてもJOに変更し、B747型機へと大型化する。
 季節運休する路線は成田/チューリッヒ線の10月31日から3月26日まで、および自主運休で関空/パリ線が2月14日まで。これに対し、成田/シドニー/ブリスベン線は新たに週2便で運航を開始。このほか、成田/ホノルル線はホノルルマラソン、年末年始にあわせて週21便を週28便とし、需要動向に合わせた供給を行う。
 チャーターについては、10月に関空/ホノルル線、1月は運休する地方都市発のホノルルチャーターなどを検討している。また、羽田/サイパン線を11月19日から1月5日まで夜間帯の運航を計画。インバウンドでは台湾発でのチャーター便、臨時便を予定する。