JTB、総合旅行産業から交流文化産業へ、新グループ経営計画を策定

  • 2004年5月24日
 ジェイティービーは2004年度から2ヶ年のグループ経営計画「Brand-New(ブランニュー)JTBフェーズ?」を策定した。この2年間を「改革断行」と「新たな成長戦略推進」の期間と位置づけ、「総合旅行産業」から、法人や個人など個別マーケット(モザイク型マーケット・ニーズ)に即応した提案ができる「交流文化産業」への進化を図る。
 営業戦略では、専門性強化型店舗や利便性重視型店舗など販売チャネルを再構築し、「マルチチャネル・リテーラー」化を目指す。また、商品造成体制やFITへの取組みを含む商品力の強化や法人営業の変革、Eコマース事業の拡大、提携販売事業の強化を実施する。経営戦略ではグループ総合力の向上とグループ本社機能の強化を進める。2004年度の投資金額は、連結で前年比76.5%増の300億円、単体では60%増の160億円を予定。利益計画では2004年度でグループ全体が70億円、JTB単体が25億円、2005年度はグループ全体で120億円、JTB単体で40億円を予定している。JTBの主要取扱額目標は以下の通り。

▽主要取扱額目標(項目/04年度/05年度)
エースJTB取扱額/2810億円/---
LOOKJTB取扱額/2200億円/2350億円
LOOKJTB取扱人員/130万人/184万人
インバウンド取扱額/220億円/350億円
イベント・コンベンション取扱額/900億円/1000億円
Eコマース取扱額/707億円/1000億円