スターアライアンス、VJCに全面協力でキャンペーンを実施

  • 2003年12月5日
 スターアライアンスは12月6日の加盟各社CEO会議において、2004年4月から2005年3月までの1年間、スターアライアンス・ビジット・ジャパン・キャンペーン2004(Star Alliance Visit Japan Campaign 2004)」を展開することを全会一致で決定した。スターアライアンスは2000年度の実績で113万人を日本に送客しており、2000年訪日外客数476万人の約25%にあたる。スターアライアンスの日本乗入れ便社数は11社で週623便を就航している。
 全日空(NH)代表取締役社長の大橋洋治氏は「政府が推進するVJCと同様、日本の『もてなしの心』の魅力を加盟各社と協力し、世界各地でアピールすることが目的」と語り、1年間での目標値として「15万人程度の訪日旅行客の増加が目標」とした。
 また、スターアライアンスCEOのヤーン・アルブレヒト氏は「2004年のキャンペーンをきっかけに、世界各国のインバウンド・ツーリズムとも、今後は連携したい」とし、「スターアライアンスが世界各地に広げる路線網が有効に活用される」とメリットを強調した。

▽スターアライアンスVJCのキャンペーン内容
 加盟各社のうち、日本に就航するのは11社。このため、各社がプロモーション運賃を独自に設定するほか、航空会社が各社の本拠国において、旅行会社、企業を対象としたセールスキャラバンを実施する。また、世界各国の旅行会社に対して日本への旅行商品の新規造成を促進する。また、日本国内線を利用できるよう「スターアライアンス・ジャパン・エアパス」を設定。これは、スターアライアンス運航便で到着する旅客を対象にNH、およびANAグループ便の国内線運賃を2区間で2万2000円、最大5区間で5万5000円の料金を設定し、日本国内の移動を促進する。