NHグループ、ANAセールス&ツアーズでホールセール、販売を強化

  • 2003年1月16日
 全日空グループは持株会社「ANAセールス・ホールディングス」を存続会社として、全日空スカイホリデー、全日空ワールド、全日空トラベルの4社を4月1日付けで合併することを計画している。このたび存続会社の会社名を「ANAセールス&ツアーズ株式会社」に変更、1月16日付で代表取締役社長に大野晃二氏(前全日空取締役広報室担当)が就任した。なお大野氏は合併予定の4月まで、他3社の代表取締役も兼務する。
 この合併は2002〜2003年2ヵ年の経営改革プラン「ANAグループ基本戦略構想」の一環。新会社ではホールセール事業、および販売を強化する。これまでは国内、海外ホールセール事業、販売業務をそれぞれの会社で機能を分担していたが、人員・インフラなど重複する事業の解消によりコストの削減、スケールメリットによる仕入の効率化、および販売店が売りやすく、消費者に魅力的な旅行商品の造成を図る。この施策により2005年度までに約250名の人員削減、約35億円のコスト削減を見込む。