BC、純損失が10億9010万円、今後は羽田発の路線のシェアを拡大
スカイマークエアラインズ(BC)の第6期(平成13年11月1日〜平成14年10月31日)業績は、売上高が前年比14.3%増の154億188万9000円、経常損失が11億1693万2000円、純損失が10億9010万円であった。期首予想では売上高170億円、経常利益1億円、当期利益1億円との見込みであったが、第3四半期の業績発表の際に通期黒字転化の予測を赤字に修正していた。今期は8月から運航を開始した羽田/ソウルの国際チャーター便の運航が好調に推移、2728万4000円の売上を計上し予想を大きく上回る収益となったものの、羽田/福岡線含む主要路線で大手航空会社との過当競争による旅客単価の下落とイールドの低下、航空貨物需要の低迷が響いた。
BC代表取締役社長の井手隆司氏は今後の展望として「これまで以上に運賃の値段を重視する旅客が増加すると予想しており、予算に敏感な旅客の取り込みを強化し、羽田発の路線のシェアを拡大する」と語った。特に2003年4月から新規参入する羽田/青森線、羽田/徳島線は1機材で1日4往復を予定しており、1日3往復の福岡や鹿児島線と比べ地上費を始めとするコストを下げ、値ごろ感をアピールすることで採算路線に乗せる。また、先日エイチ・アイ・エスと近畿日本ツーリストのチャーター便の運航での提携が発表されたことを受け、国際線チャーター便の運航ではHISの顧客、および近ツーの顧客を中心とする海外旅行客の取り込みの強化を狙う。
なお、BCでは平成14年10月期末時点の債務超過28億9700万2000円は平成16年10月期までに順次削減、解消する予定。
BC代表取締役社長の井手隆司氏は今後の展望として「これまで以上に運賃の値段を重視する旅客が増加すると予想しており、予算に敏感な旅客の取り込みを強化し、羽田発の路線のシェアを拡大する」と語った。特に2003年4月から新規参入する羽田/青森線、羽田/徳島線は1機材で1日4往復を予定しており、1日3往復の福岡や鹿児島線と比べ地上費を始めとするコストを下げ、値ごろ感をアピールすることで採算路線に乗せる。また、先日エイチ・アイ・エスと近畿日本ツーリストのチャーター便の運航での提携が発表されたことを受け、国際線チャーター便の運航ではHISの顧客、および近ツーの顧客を中心とする海外旅行客の取り込みの強化を狙う。
なお、BCでは平成14年10月期末時点の債務超過28億9700万2000円は平成16年10月期までに順次削減、解消する予定。