海外旅行動向シンポジウム、今年の日本人出国者数は1660万人と予測
財団法人日本交通公社は7月29日、海外旅行動向シンポジウムを開催した。今年から?ツーリズム・マーケティング研究所が調査を実施、基調報告は同研究所の主任研究員・磯貝政弘氏が2001年の海外旅行の実態と9.11事件の影響及びその後の影響について述べた。2001年の日本人出国者数は1622万人で前年を約160万人下回る結果となったが、磯貝氏は「出国者数は2000年夏から減少傾向にあり、9.11事件がなくても前年割れになったとの予測もあった」と語り、「2002年の上半期は予測通りに推移しており、2002年通年では1660万人になる」と見込んでいる。
また2001年の旅行動向について、延べ出国者数が約160万人減少したのに対して実際に海外旅行をした実海外旅行者数は約100万人減少の約1000万人に留まったことから、リピーターが増加したことを指摘、特に若者層には海外旅行に行く人と行かない人が別れ、海外旅行の面白みを知っている人は何回も出かける傾向が強まっていると説明した。さらに、旅行の申し込み形態ではパッケージ旅行の比率が平均半数以上で、年齢が高まるに連れて割合が高まり60才以上では8割近いことから、今後もパッケージ旅行の役割は大事と語り、客層ごとの行動志向や目的を把握することが重要だと強調した。
また2001年の旅行動向について、延べ出国者数が約160万人減少したのに対して実際に海外旅行をした実海外旅行者数は約100万人減少の約1000万人に留まったことから、リピーターが増加したことを指摘、特に若者層には海外旅行に行く人と行かない人が別れ、海外旅行の面白みを知っている人は何回も出かける傾向が強まっていると説明した。さらに、旅行の申し込み形態ではパッケージ旅行の比率が平均半数以上で、年齢が高まるに連れて割合が高まり60才以上では8割近いことから、今後もパッケージ旅行の役割は大事と語り、客層ごとの行動志向や目的を把握することが重要だと強調した。