UL、全路線の好調をアピール、5月の日本路線旅客数は86%増

  • 2002年7月11日
 スリランカ航空(UL)のCEOピーター・ヒル氏がこのほど来日、同社の今後の展開を語った。スリランカは昨年9月のテロの影響と、7月のコロンボ国際空港の事件により日本を含め各国から危険視されていたが、現在は新政府の下で情勢は安定しており、今後は積極的な宣伝活動をしていくという。同社の全路線のロードファクターは上向き基調で、1月から73%を下回ることなく3月には86%を記録した。特に日本路線は5月の旅客数が対前年比86%増と好調だ。さらなる乗客増加を目指し、これまでの主要客層である熟年層以外の誘致を強化するため、20代から30代のOL層を中心に未婚の男女をターゲットにしたイベントを企画中である。
 また、7月15日からコロンボ/バンガロール線を就航、冬に中止していたコロンボ/フランクフルト便を再開する。また、日本路線での増便を検討しており、自社機材での運航、もしくは日本航空(JL)と全日空(NH)とのコードシェア便など可能性を模索しているという。