近ツー、業界初のネット利用端末を開発、コスト削減と業務効率化を図る
近畿日本ツーリストは今年10月から提携販売店向けにインターネットを活用した新しい予約・発券システム「i旅丸くん」の提供を開始する。ネットを利用した端末機の提供は大手旅行会社では初めてのこと。これまで提携販売店が近ツーのクーポンを発券するには専用端末機と専用線を設置するため多額のコストを投資していたが、今回のシステムの開発で近ツーだけでなく販売店側の運用コストの削減も狙う。現在、近ツーでは提携販売店向けの専用端末機を全国の代理業・特約店・提携店に750台を設置、販売店の月額の使用料は8万円であるが新システムに全面的に移行すると、半額の4万円になる。新規展開も図り、2004年には1000台の設置を目指す。
「i旅丸くん」は、既に平成9年から導入しているインターネットを利用した予約簡易端末機(以下「旅丸パック」)の成功を受けて開発されたもの。「旅丸パック」は残数紹介や予約が可能であるが、宿泊商品以外は発券できなかった。「i旅丸くん」は「旅丸パック」の親機になることが出来るため、「旅丸パック」での予約を親店舗に設置した「i旅丸くん」で発券することができ、業務の効率化が図れる。近ツーでは、「i旅丸くん」と「旅丸パック」あわせて平成16年に4000台を設置、提携販売取扱額では現在の1600億円から2100億円への拡大を目指す。なお、「i旅丸くん」の開発にあたり、平成12年秋にビジネスモデル特許を申請している。
「i旅丸くん」は、既に平成9年から導入しているインターネットを利用した予約簡易端末機(以下「旅丸パック」)の成功を受けて開発されたもの。「旅丸パック」は残数紹介や予約が可能であるが、宿泊商品以外は発券できなかった。「i旅丸くん」は「旅丸パック」の親機になることが出来るため、「旅丸パック」での予約を親店舗に設置した「i旅丸くん」で発券することができ、業務の効率化が図れる。近ツーでは、「i旅丸くん」と「旅丸パック」あわせて平成16年に4000台を設置、提携販売取扱額では現在の1600億円から2100億円への拡大を目指す。なお、「i旅丸くん」の開発にあたり、平成12年秋にビジネスモデル特許を申請している。