ベルトラとBig Bus Tours、日本でHop-on Hop-off事業を検討
ベルトラは、乗り降り自由の観光バス「Hop-on Hop-off」を世界で展開するBig Bus Tours Limited(英国ロンドン)と、日本市場での事業提携を前提とする基本合意書(MOU)を締結した。国内主要都市を対象に市場性を評価し、展開候補都市や運行を担う地域バス事業者の選定を進める。現時点では対象都市やサービス開始時期などは決まっていない。
Big Bus Toursは1991年創業。ロンドン、ニューヨーク、パリ、ドバイ、ローマ、シンガポールなど4大陸25都市以上でHop-on Hop-off観光バスを展開し、年間600万人超が利用している。利用者は有効期間中、設定された停留所で自由に乗降でき、都市の主要観光地を周遊することができる。
今回のMOUに基づき、両社は訪日外国人旅行者の周遊ニーズのほか、各都市の交通事情や観光資源などを踏まえて市場性を評価する。事業化に向けては地域のバス事業者との連携を想定し、安全性や運行品質、地域との協調性などを基準に提携候補を選定する。Big Bus Toursが持つ運営ノウハウやブランド力と、ベルトラの国内ネットワーク、旅行・モビリティ分野のDX基盤を組み合わせる考えだ。
訪日旅行市場では、2026年上半期の訪日外客数が2108万4800人となった。6月単月は前年同月比6.8%減の314万8600人だったものの、台湾、韓国、米国、インドなど15市場で6月として過去最高を記録しており、主要観光都市における訪日客の移動や周遊環境の整備は引き続き課題となっている。
国内ではすでに、東京や京都で乗り降り自由型の観光バス「スカイホップバス」が運行されている。今回の提携検討では、Big Bus Toursの世界的な販売・運営ノウハウを日本市場でどのような形で展開するかも注目される。
両社は今後、対象都市や事業スキームについて協議し、正式契約の締結と事業化を目指すとしている。

