外国人宿泊者数が3カ月連続前年割れ、中国55%減も台湾・韓国は増加

  • 2026年7月9日

 観光庁は6日、宿泊旅行統計調査の2026年4月第2次速報・5月第1次速報を発表した。日本人・外国人を合わせた2026年4月の延べ宿泊者数は4911万人泊で、前年同月比7.2%減となった。5月は5339万人泊で4.8%減だった。このうち外国人延べ宿泊者数は、4月が1536万人泊で10.8%減、5月が1382万人泊で13.4%減となり、3月以降前年割れが続いている。


延べ宿泊者数の推移
延べ宿泊者数 前年同月比 日本人延べ宿泊者数 前年同月比 外国人延べ宿泊者数 前年同月比
2026年3月 5441万人泊 2.0%減 4013万人泊 1.4%減 1428万人泊 3.6%減
2026年4月 4911万人泊 7.2%減 3374万人泊 5.5%減 1536万人泊 10.8%減
2026年5月 5339万人泊 4.8%減 3957万人泊 1.4%減 1382万人泊 13.4%減

※3月・4月は第2次速報、5月は第1次速報。5月の数値は今後変更となる可能性がある。

 一方で、4月の外国人延べ宿泊者数を地域別に見ると、三大都市圏が前年同月比14.6%減だったのに対し、地方部は2.3%減にとどまった。外国人延べ宿泊者数に占める構成比も、三大都市圏は2025年4月の69.2%から2026年4月は66.2%に低下し、地方部は30.8%から33.8%へ上昇した。訪日宿泊需要が全体として減速するなかでも、地方部は大都市圏に比べて相対的に底堅い動きを示している。

 国籍・出身地別では、市場構成の変化もみられる。2026年4月の外国人延べ宿泊者数は、米国が1位、台湾が2位、韓国が3位、中国が4位、オーストラリアが5位となった。上位5カ国・地域で全体の49.8%を占めており、主要市場への依存度は引き続き高い。

 前年同月比では、中国が55.0%減と大幅に落ち込んだ。米国も6.1%減となった一方、台湾は11.1%増、韓国は11.2%増と増加した。近距離市場の一部が底堅さを維持するなか、ベトナムが44.2%増、ロシアが37.4%増、インドが16.5%増となるなど、伸びが目立つ市場もあった。