HIS、釜山観光公社と業務協約 日本市場向け送客拡大へ
HISは5月22日、釜山観光公社と日本人観光客の誘致拡大に向けた業務協約を締結した。観光コンテンツを活用した共同マーケティングや商品造成を推進するほか、SIT需要の取り込みやファムツアー実施などを通じ、釜山観光市場の拡大を図る。
今回の協約は、急増する釜山観光需要を背景に締結したもの。釜山市が2026年5月に公表した観光統計によると、2026年1〜3月の外国人観光客数は102万人を超え、2014年の統計開始以来、最速ペースで100万人を突破した。2025年通年でも外国人観光客数は初めて300万人を超えており、釜山の人気上昇が鮮明となっている。
協約期間は2028年5月21日まで。両者は観光コンテンツを活用した共同プロモーションをはじめ、観光情報の共有、旅行業界向け協業プラットフォーム構築、SITの共同誘致、観光商品の共同企画・販売など幅広い分野で連携する。また、商品開発や販促に向けたファムツアーも共同で実施する方針だ。
具体施策として、2026年12月31日には「海雲台リバークルーズ」をHISが貸し切り運航する特別企画も実施する。一般混乗便とは異なるプライベート空間を演出し、温かい飲み物や記念品の提供など、年越し需要を意識した付加価値型商品として展開する計画だ。
HISは、現地ネットワークを活用した独自コンテンツ展開により顧客満足度向上と新たな需要創出を目指す考えを示している。一方、釜山観光公社も「外国人観光客500万人時代」の実現とグローバル観光ハブ都市への飛躍に向け、日本市場での存在感強化を図る姿勢を打ち出した。
