サンフランシスコ観光協会会長兼CEOインタビュー、円安&不確実性高まる現況にどう向き合うか
-円安でも滞在を楽しめるヒントがあれば
ペインテッドシスターズ(Photo by Robert Forcadilla on Unsplash)
プレスッティ まず街の景色や雰囲気がサンフランシスコの魅力の一部でありそれを楽しむのに費用はかからない。また高くなりがちな食事もお得な選択肢はたくさんあり、例えばミッション地区には全米屈指のブリトーが20ドル以下で食べられる店もある。また無料のミュージアムもあるし、毎月第1木曜日の夜にはファイナンシャル・ディストリクトで無料のストリートパーティが開催される。
さらに(秋に開催される音楽フェスの)「ストリクトリー・ブルーグラス・フェスティバル」や(米国で最も長く続く非営利音楽フェスの)「スターン・グローブ・フェスティバル」も入場無料だし、毎年10月に開催される大規模な航空ショー「ブルーエンジェルス」も無料で観覧できる。
また、公共交通機関を使えば、市内のどこへでも行ける。東京と違い、サンフランシスコはとても小さな街で移動もとても簡単。費用もわずかで済む。
-ホテル・ニッコーでの経験が日本市場での活動に生きる可能性は
プレスッティ 日本人は海外に行っても日本文化がどのように根付いているかを見たい、体験したいという気持ちが強いように感じる。多くの国の人は旅行先で「自国とまったく違うもの」を求めるが、日本人は「日本のものが海外でどう表現されているか」に興味を持つ傾向があると思う。例えば、滞在中に本格的なアメリカンステーキを食べることを希望すると同時に、寿司も食べたいと考える。
その点、サンフランシスコには日本にゆかりのある要素が多く、日本人旅行者に好まれているのではないか。日本文化や日本食、アジア美術館などがその例で、また日本人選手が所属している時は野球観戦も特に人気が高い体験だ。
-今後の見どころは
プレスッティ 2027年は(ヒッピーカルチャーの頂点とされる社会現象)「サマー・オブ・ラブ」から60年の節目を迎える。我々も祝賀行事を計画していて、例えばパセデナで毎年元日に開催されるローズ・パレードにも2年連続でフロート(山車)を出展するが、デザインは「サマー・オブ・ラブ」の60周年を記念して当時の時代背景からインスピレーションを得たものとなる。デザインの正式発表は今年後半を予定しているので、続報を楽しみにしていてほしい。
