読者アンケート2026
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東武トップツアーズと日光自然博物館、資本提携を機に「国際エコリゾート日光」実現へ連携強化

  • 2026年1月31日

 東武トップツアーズと日光自然博物館は、資本提携を契機に奥日光エリアでの連携を強化し、「国際エコリゾート日光」の実現に向けた取り組みを本格化させる。脱炭素と高付加価値観光を両立させ、インバウンド誘客を見据えた持続可能な観光地づくりを進める考えだ。

 今回の連携強化は、奥日光エリアが脱炭素先行地域として再生可能エネルギー導入や次世代モビリティの社会実装を進める一方で、観光人材不足やインバウンド向け着地型コンテンツの不足、季節間の需要格差といった課題を抱えていることを背景としている。東武トップツアーズは日光自然博物館の株式を一部取得し、旅行事業で培った企画力やネットワークと、同博物館が持つ自然・文化に関する専門性や地域拠点機能を組み合わせることで、課題解決と観光価値の向上を同時に図る。

 具体的には、インバウンド対応を見据えたネイチャーガイドの育成や、高付加価値な着地型コンテンツの造成を進める。奥日光の自然環境や歴史・文化資源を生かし、環境保全と体験価値を両立させた観光商品の展開を目指す。また、EVバスなど次世代モビリティの導入を通じて公共交通利用を促進し、環境負荷低減と観光利便性の向上を両立させる「脱炭素観光モデル」の確立にも取り組む。

 さらに、日光自然博物館を核とした観光拠点機能を強化し、広域からの誘客や滞在時間延長、地域消費の拡大につなげる考えだ。東武グループの交通・デジタル基盤との連携により、奥日光エリア全体の回遊性向上と地域価値創造を担うハブ機能を高めていく。

 両社は、自然環境の保護と観光振興を両立させる国際水準のエコリゾート形成を通じ、ゼロカーボンシティの実現と持続可能な地域づくりに貢献するとしている。